ワイン名前:Yui 結(アメリカ・カリフォルニア・ロゼ)
生産者名 :ケンゾーエステイト
生産年 :2012年
ひょっとしたらロゼワインは数多くのレストランで
もうオンリストされていないかもしれません。
ワインショップでも片隅にひっそりととの扱いも多いのかも。
何故か?我々の先入観や知識
(ロゼは甘いワイン、白ワインと赤ワインを混ぜて造られている、
頭が痛くなる、など)のせいかも知れません。
まずはその考えを白紙に戻しましょう。
そしてこのワインを飲んでみてください。
色もしっかりと桜色。開けた瞬間から
様々なフルーツ、花、ハーブの鮮烈な薫りが拡がります。
味わいは、
ちゃんと存在している、凛としている、心地好い酸味がある、の三拍子。
正に『チャン・リン・サン』(昭和の薫り漂うフレーズですが、
飲むたびにこの言葉が頭に浮かぶ)。
しかも造り手は話題沸騰の『ケンゾーエステイト』。
市販されておらず、
専任セールスマンによるレストラン直販システムでの販売か、
直営店・HPでの販売に限られている事。
カリスマ醸造家と栽培家のタッグによるワインである事。
ロゼは限定生産品であり、
しかも赤ワインベースの葡萄品種からのみ造られている事など、
従来のロゼのイメージを覆す事ばかりです。
我がpinoでも人気の高い一本ですが、
先にも書いたとおり生産量が少なく、
割り当てや販売経路も指定されています。
見かけたら是非お召し上がりになっていただきたい一本です。
今回もまたまた真面目 ソムリエ小谷 でした。
