★☆薫り2☆★ 2014年01月11日

なぜ私は『香り』と書かず『薫り』と書くのでしょう。
答え そう、格好いいからです。終わり。

しつこいですね、終わりません。先日『薫り』の話を書きました。
オチは、たわけなソムリエがビニール袋に頭を突っ込んで窒息しかけた、
という情けない話でしたが、覚えておりますでしょうか?
その後、たくさんの方からお話を聞きました。
いえ、情けない話ではなく、真面目な『薫り』の話です。

とある方からは『街中ですれ違った方から自分の大好きな薫りがすると、
ついその人の後を追ってしまう』とカミングアウト。犯罪の薫り。
ある方からは『本屋で紙やインクの薫りを嗅ぐやいなやトイレに行く』とカミングアウト。
芳しい文学の薫り。小椋佳さんが作詞作曲して布施明さんが歌った、、
真綿色したシクラメンのかほり(もう止めておきます)。

シクラメンの場合を除いて、先の二つには実に真面目な理由があるそうな。
記憶の薫り、つまり心に残る体験をした時、自分を取り巻いていた薫りを、
その出来事と一緒に記憶した、、、という事らしいのです。
その時の記憶を基に、(幸せだったあの時を求めて)その人の後を追い、
(テストか何かの記憶から身体が緊張して)トイレへ向かう訳です。
そんな薫りと体験の記憶を蓄積して、やがて人は『ソムリエ』となる、、、
そんな事はありませんが。

昔々のテレビ番組にこんな事がありました。とある民家の軒下、
換気扇の下に調香師など各界の『鼻の達人』が勢ぞろい。
換気扇から流れ来る匂いを嗅ぎ分け、その日の献立を当てるという勝負です。
見事優勝したのは我々の先輩ソムリエでした。その後、エキシビジョンマッチでは、
警察犬との一騎打ちに勝利し、名実共に『鼻大王』になったといった伝説があります。

私の息子がそんな事、得意そうです。
家の中、漂う薫りから、我が家の晩御飯の献立を当てる彼、ずばずば看破、見事。
人生経験短い彼が何故こうも分かる、、、やっぱり才能かなあ、俺の息子だしなあ、、、

でも息子には消防官を薦める 元消防 ソムリエ小谷 でした。
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  • VITRA NAGOYA